セルビアで聞いた、セルビア就労、経済状況

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写真はセルビア人の友人に連れて行ってもらった展示会の様子。
若者(20代くらい?)が6人位で古典を開いた用な感じ。
まぁ、お酒をもらえたり、ほどほどに飲んで話してみたいな場だったけど。

作品は漫画調のが多く、日本の作品にも多大な影響を受けてるんだろうなぁって感じた。
※ていうか本人も言ってた。

このカット見たことある!!ナウシカ漫画版のだ!とかあった。


その後、バーに言って何人かと話せたのだが、一番印象に残った話は仕事についてだった。
そう…みんな仕事がないのだ。

・アナさん(20代後半くらい?)
イタリア~フィレンツェの芸術関係の大学に通っていた、
7年ほどイタリアに滞在していたらしい。
今はセルビアに滞在しており、6ヶ月位仕事していないらしい。
DMM英会話の講師に応募したが、面接をパスできなかったらしい。

・名前忘れた(男性、20代後半くらい?)
凄まじ長いあごひげと長髪もつ男。
就職活動していたら、こんなに長くなっちゃたよとのこと。
おいおい、2年~3年はかかるんじゃな、その長さ…

といった感じで、若者がみんな仕事がない。

若者が仕事がないというのは国家にとっても非常にまずい事態のはず。
仕事をしていない、稼ぎがない、親と同居している。
こんな状況では結婚もできない。
当然、子供も生まれない。ひたすら少子化の一途を辿ることになる。

このへんの価値観だが、イスラム系や東南アジアの貧困層は違うようで、お構いなしに結婚して、子供もどしどし生む。
(十分な教育を受けてない人達がそうであって、しっかり教育をうけている扶養層はこんなんではないみたいだけど。)

これもヨーロピアンがイスラム系を忌避する原因になっている。
東南アジアではがんがん人口増やせみたいな感じだけど。
中国も一人っ子製作するより、教育をしっかりすればよかったのに…
あぁ、でもそうすると共産党破滅するかな。このへんは中国の謎。

こんな感じの話をセルビア人としたら、まさにその通りで、彼女らの年代では結婚の話はほぼタブーだと言っていた。
(半分冗談、半分本気くらいの雰囲気)

共産主義の時代は10代に結婚して、子供がいる人も珍しくなかった。
ユーゴスラヴィア崩壊から、この価値観は本当に変わったと言っていた。

彼女は27歳だが、日本も似たような雰囲気を持っている。
日本のこの世代はバブル後に生まれ、不景気しか知らない。
安定を求め、リスクを犯さず、諦めムードが強い。
セルビアの不景気は日本の比ではないが…

27歳の彼女は、

  • ユーゴスラヴィア崩壊
  • 内戦(セルビアなら空襲)
  • インフレーション
  • そして仕事ない

って感じで経験している。

それでも、セルビア人とクラブやバーに行くと楽しそうだ。
バルカン諸国には息を吹き返してほしいが、とりあえず今は平和なんでいいか。

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