ジョアンニはそう…日本でいうなら真面目な文学少女だろう。
年齢は20代中頃から後半くらいだろうが。
ついでに文学少女はBluestockingだそうだ。ストッキング…?

フィリピン人は時間にルーズだ。
英語学校であればかなりましだが、それでも5分程度はよく遅れる。
ジョアンニは遅れなかった。
そして、いつも本を読んで待っていた。何かはよくわからんが小説っぽい。
彼女の勤勉さに満足しレッスンを受けていた。

ある日…話しているとジョアンニが自分の彼氏の話をしだした。
「彼氏いるの!!!???」
と失礼にも驚いてしまったが、これにはわけがある。

そう…ジョアンニは太っていた。
具体的には、これより一回りくらいかな。

日本人的感覚で言えば相当なデブだ。勝手で申し訳ないが喪女と決めつけていた。
関係はなかなかいい感じのようで付き合いは長く遠距離のようだ。

文化の違いは恐ろしい。
フィリピン人ではちょっと太めのほうがモテるとはよく聞く。
実際、日本人の女子でもガタイがいい子のほうがフィリピーノにモテていた。
ジョアンニはそのレベルじゃないだろってわけではあるが。
繰り返す、文化の違いは恐ろしいのだ。自分の物差しは全く役に立たない。

一つ…グローバルなものさしを入手できたと思いたい。