【海外移住と生活】シンガポール就職後の生活体験談

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海外就職したはいいけど、そもそもその国で生活していけるのか、海外生活について気になる方も多いと思います。本記事では私の体験談をベースにシンガポール生活をまとめてみました。

海外移住でシンガポールを考えている方に参考にして頂けると嬉しいです。

私について

  • 高専卒(重要: 大卒ではない)
  • 日本でメーカーエンジニア
  • 日本で退職後、フィリピン留学を4カ月
  • シンガポール就職

まず私についてですが、上記リストの通りです。

重要な点は、大卒ではない⇒これはビザ取得において、かなりハンデになりました。日本でメーカーエンジニア⇒就職にあたって、日本での経験はかなり買ってもらえました。フィリピン留学⇒これで日常会話レベルの英語力はありました。シンガポール就職⇒今回のテーマです

この記事でのシンガポールドル⇔日本円は1S$⇔85円で計算しています。これは私がシンガポールに滞在していた時の中央値になります。80~90円くらいは変動しますし、記事を書いている今は76円くらいになっています。(おそらくコロナウイルスのせいかと…)

シンガポール就職を決めるまで

  • フィリピン留学中に就職活動
  • フィリピン留学後に来星、面接
  • 内定をもらい、再度来星

日本で退職後、フィリピン留学に行っており、その留学中から英語の勉強と同時に就職活動をしていました。レジュメ(日本での履歴書、職務経歴書)の作成や面接対策は先生に手伝ってもらってます。フィリピン留学後、シンガポールに渡り面接、内定を頂いています。

就職活動→シンガポール面接→試用期間までは下記記事にまとめています。

また、フィリピン留学については下記記事にまとめていますので、興味があれば見てみてください。

就労ビザについて

  • ビザ=その国に住む許可
  • シンガポールで働くためには、就労ビザが必要

ビザ=その国に住む許可 です。一般的に、外国に住むためには、このビザが必要です。ビザがなければ、一定の期間しか滞在できない。(シンガポールの場合は1か月)

シンガポールで就職する際には、国から就労と居住の許可をもらう必要があります。これが就労ビザ、または労働ビザになります。詳細は下記リンク先の記事を参考にしてもらったほうがいいと思います。シンガポールのビザについて詳しく解説しています。

https://sds-singapore.com/steps/visa.php

こちら、シンガポール就職エージェントのページなりますが、私はこちらのエージェントさんにお世話になり、シンガポール就職を決めました。

住む場所と部屋探し

  • シンガポールの家賃はすごく高い
  • 現地採用は大体シェアルームに住む
  • 案外、日本語だけで部屋は見つかる

シンガポール生活でも最も問題となるのが、家賃です。シンガポールの家賃はものすごく高く。現地採用の人は大半シェアルームに住むことになります。

現地採用でも、月に100万円近く稼ぐような人は一人暮らししていますが、30~40万円、安くても20万円以上の家賃を払っています。

当然、一般的な日本人現地採用の私もシェアルームに住んでたのですが、8万5千円で、シェアルームに住んでいました。キッチン、トイレ、シャワーは共有です。

もう3~4万円くらい足すと、専用のシャワーとトイレがついたマスタールームも借りれます。 ルームメイトは日本語が話せる中国人、ドイツ人とシンガポール人のカップル。4人でルームシェアしていました。

場所的には空港とセントラルエリアの中間くらいの場所です。セントラルエリアまで電車で20分くらい。 マレー系の人が多く住んでいるエリアで、まぁまぁ便利な場所です。

部屋探しは、会社の同僚からエージェントを紹介してもらうなどもしましたが、結局こちらのサイトから決めました。案外、日本語だけで全部決まりました。

http://www.singaweb.net/bbs/frame.html

交通機関、通勤方法

  • 電車とバスでどこでもいける
  • アプリがすごく充実している
  • 運転免許のコンバートは試験有
  • とにかく便利

MRT(電車)とバスを組み合わせることでどこにでもいくことができる。私の場合は職場へはバスと歩きで30分以下の通勤時間でした。

アプリがすごく充実しており、目的地まで、どの交通手段(電車、バス、歩き、タクシー)で行くと最短で行けるか案内してくれるアプリや、最寄りのバス停に後何分でバスがくるか教えてくれるアプリなどがあり、バスの時間をアプリで確認してから家を出るなど、交通機関についてはかなり快適な生活ができました。

また、運転免許は試験を受けることでコンバートできます。英語での筆記試験(PCで受けます)になります。難しくはないですが、英語の勉強は必須です。

労働時間と残業と

  • 日本と変わらない
  • 残業はしてる。多くはないですが。
  • 有休日数も日本と変わらず。しかし長期休暇とりやすい。

労働時間は月~金、9~18時、昼休憩1時間。土日祝日が休み。と日本と大して変わらないです。但し、祝日は少ない。(日本は世界的にみても、祝日はかなり多いです。)

残業は、1日30分~1時間くらいします。残業代はでないのですが、特にタイムカードを切ったり、働いている時間を管理しているわけではななかったので、少しだらだらと働く感じでした。周りのシンガポール人も大体そんな感じ。月末で忙しいと少し残業が増えていましたが、日本にいた時と比べると大したことなかったので、あまり気にしていませんでした。

有休休暇は年間10日から始まり、毎年増えていきます。日数は日本と変わらないと思いますが、長期休暇は取りやすいです。土日をあわせて、1週間休みにして旅行にいくとかやってました。

お給料と保険と税金と

  • 給与: 4000シンガポールドル弱(34万円くらい)
  • 保険: 国からはない、会社提供あり、個人でも入っとく
  • 税金: 月々ではなく、年末にまとめて支払い

私の当時のお給料は 4000シンガポールドル弱(34万円くらい) 。現地採用としてEPビザを取得しようとすると、3900ドル(2020年5月設定値)のお給料が必要なので、これくらいのお給料になるのではないでしょうか。また、私の場合は、6月に2か月分くらい、12月に1か月分くらいのボーナスがありました。

保険や年金は現地採用の場合、ありません。シンガポール国民や永住権を所有しているとあります。私の場合は、会社が病院診療はカバーしてくれる保険を提供してくれていました。但し、入院など高額医療はカバーできていなかったので、それは個人で保険に入っていました。シンガポールの保険会社で入りましたが、それほど高いものではなかったです。

最後に税金ですが、月の収入からは引かれません。その代わりに年末にまとめて1年分を支払います。私の場合は、大体10%くらいでした。いや、でも年末にお金とっておいてないかもしれないのでは!!とならないように、12月には1か月分のボーナスがあり、それが税金の支払いに充てられていました。

食べ物

  • ホーカーセンターで 300~500円 くらいで食べれる
  • 日本食は充実しているが、かなり高い

ホーカーセンターと呼ばれる屋台があちこちにあり、そこで300~500円くらいで1食食べることができます。種類はかなりあるので、なにかしら好きなものは見つけられると思います。しかし、長く住んでいると飽きるので、日本食やマックなどのファストフードをたまに食べていました。

日本食ですが、これはかなり高くなります。シンガポール経営の日本料理ならそこまで高くはならないのですが、日本人経営のちゃんとした日本食はかなり高くつきます。ラーメンを食べに行くとして、2000円は超えると考えたほうがいいです。

但し、値段に目を瞑れば、日本食は充実しており大半の日本食を食べることができます。特にヨーロッパと比較すると、本当に日本食が充実しています。

交友関係

  • 基本、友達は日本人
  • 日本人友達も活動しないと全然できない
  • もしかしたら長い付き合いになる友達もできるかも

外国人と仲良くなり(なぜか欧米人)、皆でお酒やクラブを楽しみ、英語でディスカッションする。シンガポールでそんな光景を思い浮かべたりしないでしょうか?まぁ、大半の場合、幻想です。

基本的に日本人と行動します。これも、ネットで募集しているオフ会やスポーツのサークルなどに参加して、ようやく日本人の友人を見つけることができるといった感じです。シンガポールでの日本人はかなり多く、出身県の集まりや、生まれ年の集まりなどもあり、こういった集まりに顔を出すことで知り合いを増やしていけます。

せっかく海外に出たのに日本人とばかり行動ではつまらないと思うかもしれませんが、まぁそんなこと言わずに。案外、長い付き合いになる友人ができたりしますよ。私もこの時に知り合った友人と意気投合して、シンガポールを離れた後でも連絡を取り、たまに会っています。

ちなみに外国人との交流ですが、会社の同僚(会社の飲み会で一緒に飲む)、多国籍のバドミントンクラブに参加、ルームメイト、日本人の集まりに参加する外国人…まぁ、こんなところです。

休暇と海外旅行

  • 近隣の東南アジア国に旅行
  • 旅費はかなり安くつく

せっかくなので、近隣の東南アジア国にかなり旅行しました。旅行好きの友人もできたので、彼がかなりいろいろ計画してくれ、おかげでいつも楽しい旅行ができたことを覚えています。

他の東南アジア国は物価も安く、近いので飛行機代もあまりかからない、結構旅行に行っていたはずなのに、ちゃんと貯金が貯まっていたのは、この安さのおかげだったかもしれません。

シンガポールで結婚

自分はしていないですが、周りにはぼちぼちいます。シンガポールに住んでる日本人同士で結婚したり、シンガポール人と結婚したりいろいろです。

日本人が多いのでけっこう合コンもありますし、大学のサークルのような集まりも多く、出会いはそこそこあるんじゃないかと思います。

シンガポールの永住権

だんだんと永住権の取得は難しくなっています。私がいた時は、5年くらいいたらとりあえず申請してみれば可能性あるといった感じですが、今は6年住んでいる友人でも可能性はない、とてもじゃないけど取得できる見込みはないと言っていました。

シンガポール生活を思い出してみて

思い出してみると、いい国だなと改めて思いました。問題点としては、家賃が高すぎるのと、永住権の取得が難しいといったとこでしょうか。それでも、経験を積み、スキルアップして、転職してキャリアアップしていくことを考えているならいい環境なのではないでしょうか。

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