イタリア

イタリアで出会った女性 カーラ(仮)~本当は家族大好きなんだろ!

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※画像はグーグルにて「イタリア 女性」で画像検索して出た画像です。
まぁ、本人も美人だったけど。

彼女はミラノで働くWebデザイナー、26歳。

地元はミラノよりさらに北の地域、大学からミラノに住み、大学を卒業後もミラノで就職し働いているとのことだ。
1ルームの部屋に住み、そこそこの給料をもらい、ミラノの典型的キャリアウーマンのようだった。

そんな、彼女の悩みは毎週末に実家に帰って、実家のレストランの手伝いをしなければならないことだそうだ。
金曜日の夜に電車に乗り、2時間程度かけて実家に帰る。
そして、日曜日にまた電車に乗り、2時間かけてミラノに戻ってくるそうだ。

そんなに忙しいのなら、アルバイトの人を雇ったほうがいいんじゃない?
と聞いたところ。

忙しさの問題じゃなくて、両親が会いたがってるからとのことらしい。
実際、帰らない週もあるとのこと。

正直、日本にいた時でさえ、全く実家に帰らなかった自分には全然理解できないのだが、やはり家族を大事にする文化だろうか…

そんな彼女にミラノ事情をいろいろ聞いたのだが、自分が気になったのは物価の高さ。
適当に外食するとちょっとしたビザでも10ユーロくらいはかかってしまうし、ミラノの平均給与を調べたら、大卒が1000ユーロ強の水準とのことだ。

これ生活していけんのか…?
ところが、彼女のアパートメントは、両親が購入したらしい。
うろ覚えだが、1500万円くらいとのこと。
大学進学時に両親が購入したらしい。レストラン経営儲かっているのか…

イタリアも今でこそ、あまり景気はよくないが、当然景気がいい時期はあった。
昔から、貯蓄していたのか、今でも儲かっているのか。

正直、そりゃー実家を手伝いに帰ってこいと言われて断れないわ。
と思ったけど、なんだかんだで好きで帰ってるようだ。

対策として、スイスで仕事見つける!!
と言っていたけど、まだまだ近いじゃんって突っ込んだら、
毎週帰りたくないだけだからとのこと。

実家LOVEなんでしょうな。

そんな彼女、英語力はちょっとイマイチでした。文法とか若干突っ込みどこもあったし。
ヨーロッパの若い人はみんな英語できるけど、イタリアはちょっと劣るかもしれない。

イタリアからのフェリーでフィリピン人がいた話

サムネイル画像は「フィリピン フェリー」でググったら出てきた画像です。
悪意がないと言えば嘘になるけど、まぁそんなイメージだしなぁ…

イタリア~バーリからアルバニア~ドゥラス間のフェリーに乗ったらフィリピン人乗船員がいました。

・そのときの記事
[nlink url=”http://samaime.net/how-to-ferry-bari-durras/” excerpt=”フェリーに乗るまでの手順を書いた記事です。多分、この旅で一番不安になった。調べてなけりゃまず迷う…”]

フェリーに乗り込んで、受付をしてると、横で待機していた女性。
白人社会のはずなのに、妙に東南アジア顔だな…と思ってると。

パスポートチェックしている受付(白人)が、「オージャパニーズ」みたいなリアクションをとってたら、その女性が話しかけてきた。
どう話がはじまったかあまり覚えてないけど、自分はフィリピン人だと言っていた。

なるほど、道理で英語も堪能だ。
しかし、ここはヨーロッパだよ。大分フィリピン離れているのに…

昔フィリピンにいたよと言うと、他のフィリピン人も集まってきた。
後で見て回った感じだと、案内係は大体フィリピン人のようだった。
受付やバーの店員とかはヨーロッパの人っぽい。
※ヨーロッパぽい程度しか見分けがつかない…

ホント世界中どこにでも出稼ぎにきてるなぁ。

昔、フィリピンの英語学校にいた時に船乗りをやっているという知り合いがいた。
船についてはよくわからんが、荷物を運ぶ巨大な貨物船で航海の指揮をとるような感じっぽい仕事のようだった。カナダやシンガポールなど、いろんな地域にいくと言っていた。

彼によると、乗組員はフィリピン人は多かったと言っていた。
一部の指示を出す日本人が数人であとはフィリピン人。
実際の作業する人やコックとか…

確かに考えると、船の乗組員で考えると特殊な技能が必要でないならば、コミュニケーションさえ取れれば、誰でもいい。
だからといって、本当にフィリピン人でいいかと言われれば、そう簡単ではないと思うけど。
まぁ、そこそこの大学出てれば、許容できるくらいかなと思う。

となると英語が喋れるフィリピン人がかなり格安で雇えると思われる。
安い労働力と高い英語力。
労働ビザの問題さえ解決すれば、どこでも働けそうだな。

フィリピンにいた時は、フィリピン人の仕事への態度に辟易していたけど、今問題になっている中東からの移民に比べれば、かなりいい人材に思えてきた。

キリスト教だし…
ヨーロッパにフィリピン人の出稼ぎが増えればいいんじゃないって気がしてきたな。

How to バーリ~ドゥラス フェリー移動

・バーリまでの移動は、こちらの記事で
[nlink url=”http://samaime.net/how-to-bus-napoli-bari/”]


・バーリからどこ行けんの…
せっかくなので、フェリーでアドリア海を横断したいと思い。
バーリからバルカン半島に行くことにしたのだが、行き先は決めていない。
適当にバーリからのフェリー情報を調べると、ドゥブロヴニクに行けると!
ドゥブロヴニクといえば、世界遺産。そして、魔女の宅急便のモデルになった街らしい。

決まりだなと思い調べてみれば…フェリー便がない。
どうやらオフシーズンのため休航状態のようだ。(11月の話です)
※アンコーナからなら行けたかもしれない。

仕方なく調べなおすと、選択肢は4つ…

  • ドゥラス(アルバニア)
  • バル(モンテネグロ)
  • コルフ島(ギリシャ)
  • イグメニツァ(ギリシャ)

ドゥラス行きの便が毎日あり、距離的に一番近いからか料金も安かったので、ドゥラスに行くことにしました。
出港はPM10時。AM8時の便。
というか、1日1便なので、一択。


・フェリーチケット
チケットはネットにてあらかじめ予約しておきました。
日本語にも対応しているので、簡単に予約できると思います。
デッキ席で50ユーロくらい、個室で100ユーロ近く。(曖昧)
デッキ席をとりましたが、まぁ人も全然いないし(オフシーズンのため)、長椅子で寝る感じだけど、十分だった。バーもあって、ずっと飲んでたり、バーで朝まで過ごしている人も多かった。

A-ferry Topページ
http://www.aferry.jp/
バーリ発のページ
http://www.aferry.jp/bari-ferry-jp.htm
※但し、日本語ページは日本のクレジットカードしか使えない模様
シンガポールのカードを使いたかったので、英語(イギリス)のページで予約をしたら、ポンドで表示されイミフになった。

チケットはネットで予約しても、窓口に行ってチケットを発行してもらう必要があります。
メールが来て手順の指示があるのですが、これがよくわからず…この旅最大の難所となった。


・港にてチケット発行
最大の難所。
もし、直接ナポリからのバスにて港まで送り届けてもらったのなら、この心配はなかったのかもしれない。

入り口を入ると、一番近くのデカイ建物があるが、カーポートって書いてあるし、ほとんどの受付がしまっている。
なんか違うなと肌で感じ取ったので、おっさんに聞いてみるとシャトルバスが来るので、それで移動しろとのこと。
向こうもあまり英語が堪能ではない感じなので、さらに不安になる。
時刻表によると、シャトルバスは30分おきに来るようなので、結構待つことになった。
出港(PM10時)の4時間以上前にきてたから余裕はあったが、なんせ不安。

バスが来て、乗り込み移動。
どこで降りるかもわからんので、さっきのおっさんの様子を伺う。
すると…あった!!ネットで見たチケット売り場や!
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A-ferry閉まってんじゃん。と思ったら、Adria Ferryってとこが受付してくれた。
よくわからん…チケットは無事発行されました。(まだ3時間前)

近くに軽食のレストランやトイレもあります。
※システムトラブルとか言われて、待たされたので、飯食って待ってました。


・フェリーの出港場所まで移動
チケットを発行してもらうと、次はフェリーの出港場所まで移動。
港入り口のあたりにあります。

というわけで、また30分間隔のシャトルバス待ち。
本当に早めにこないとまずい。

でシャトルバスで移動し、乗船できる時間まで待ち。このへん空港と一緒な感じ。
荷物チェックと出国検査があり、乗船!

フェリーが遠目だった場合、出口から運んでくれるバスがあるよ。
自分は気づかずに歩いてたけど…
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長かった…ほんと乗れてよかったわ。(2時間前)
ちょっとヘタレすぎるなと、今書いてて思います。

夜のバーリ、フェリーから
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最後に、フェリーの受付にて、日本人がアルバニア入れるからわからないからチェックするねってパスポート取られました。

「ノービザで滞在できるよ。」

って説明したけど、

「だめだったら私達がペナルティ受けるから」

って、バーで待ってろって言われて持ってかれた。
30分くらいでオッケーって返してくれたけどね。


[nlink url=”http://samaime.net/philippina-italy-ferry/”]

[nlink url=”http://samaime.net/how-to-move-durass-tirana-taxi/”]
 

How to ナポリ~バーリ バス移動

イタリア国内の電車移動より難易度高い!
電車でバーリまで行くことも可能だが、かなりローカルな駅で乗り換えが必要。
さらに難易度はあがる上に時間もかかる。
バスのほうが、無難と思わる。

  • チケット売り場がわかりづらい。券売機等もない。
  • バスに無事乗れるか!
  • バーリの駅前で降りる?フェリー乗り場で降りる?

1.チケット売り場

ナポリ駅の横(駅入口に向かって右側)
バス乗り場とチケット売り場があります。
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こちらはバス乗り場。
普通の乗り場だが、表示板などは全く無い。ただバスが来る。
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上の写真は駅から向かって、バス乗り場に入っていった向きだが、
この右手側の道路を挟んでの倉庫みたいな小屋にチケット売り場がある。
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見つけられるか(#^ω^)ビキビキ
長い間さ迷ったため、フラストレーションMAX

最初、全然見つけられなくてバス乗り場と駅の中と右往左往していました。
駅の中のインフォメーションの受付姐さんに聞いても全然わからんし。

結局、駅の出口あたりにおっちゃんがいてバーリ!バーリ!
って言ってるから、話しかけたら連れてってくれた。

チケット代は…10ユーロくらいだったっけ、自信ないです。
そんなに高くないから大丈夫。

 

2,バスに無事乗れるか!

チケット買ったら、バス停で待ちましょう。
バスの番号や行き先なんてものをバスが表示していると期待してはいけません。
自分のチケットと同じバスが来たら確認に行きましょう。
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例:MARINO 多分、一番便数が多いバス会社

自分の時は15分くらいまえに来ました。普通に送れるものだと思っていた…
バス株の荷物入れに大きい荷物を入れたら乗り込んで、バスの運転手にチケットを見せましょう。バーコード的なやつでピッとします。

席は全席指定です。
そんなこと知らず適当に座ってけど、特に問題なし。

3時間かかるけど、途中休憩はなかったよ。トイレマスト。

バスの道程では、田園風景、風量発電のやつ、山などなど、自然に溢れるイタリアが見れます。
日本の太平洋側から日本海側にいくのに似ている。
内陸部ってのは、どこの国もこんなんなんだろうか?
半島だけど、海に囲まれているって意味では日本と近いのかもしれない。
南側のほうが気性荒かったり…

 

3.バーリ駅前で降りる?フェリー乗り場で降りる?

選べます。

私はやってしまいました。
着いたと思いバーリ駅前で降りる。無常にも走るゆくバス。
そして、遠い港…

歩くと30分はかかるよ!

これで、すべての人が正しく順調に旅ができることを!!
ついでに、このあとのフェリーでも迷いました。


・次の移動は、こちらの記事で
[nlink url=”http://samaime.net/how-to-ferry-bari-durras/” excerpt=”多分、この旅で一番不安になった。調べてなけりゃまず迷う…”]

イタリア~ミラノ 「最後の晩餐」のある教会前でチケット買うとこかと思ったら、寄付の受付でした。20ユーロも払ったよ(怒)

その日、最後の晩餐は予約制と知りつつも、きっと見れる!そう信じてサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会に向かった。
(Santa Maria delle Grazie)

到着すると、教会前に机が設置してあり、なにやら人がたくさんいるじゃない。
受付に違いないと思い近づくと、受付のにーちゃんに話しかけられた。

全然会話の流れを覚えていないが、名簿に名前を書けとうながされた。日本語のページもあるよとばかりに、日本人の名前が書いてあるページを渡される。
確か…名前、都市、年齢、金額を書く欄があったかな。
金額は20ユーロと皆、書いてあったが、なぜ金額を書くんだ?と思いつつも書いていく。
(気づけよ、俺…)

すると、受付のにーちゃんが40ユーロと言ってきた。よく聞き取れなかったが、1日1人40ユーロが必要なんだと言っていた。みんな20ユーロって書いているのに。
(だから気づけ、俺…)

みんな20ユーロじゃんって主張しつつも、My脳内では、
俺脳「入場費は任意の額での入館なんかな。まぁ、教会だし」

(お花畑である)

※実際、教会は入場無料なとこが大半だけどね。有名なところは入場料とるけど。

しかし、強引に自分を納得させてことを進めているわけで、疑問にも思っている。
ここで初めて、

俺「いつ入ることできるの?」
受付にーちゃん「知らない、受付に聞いて。」 ※会話は英語ね

謀ったな!?(2回目)
※1回目はミサンガの件

(お花畑である)

よくよく話を聞くと麻薬撲滅のための寄付だとか…
あーそれで1人40ユーロね! なぜ?

「謀ったな!払わんわ!」
と言う勇気は俺にはなく、20ユーロ払いました。
というか、謀られたのかもしれんが、勘違いした自業自得でもある。

ただ、説明不足感はいなめないし、これで募金and署名ってのはどうかと思う。
しかし、お金を集める戦略としてはよく知らない外国人相手によく知らない内にお金を出させる方法が効率よくお金を集めれるだろうなとも思った。
その対価はイタリアとイタリア人が嫌われるだけど。そんなこと気にするのは日本人だけだけどなー。(俺の知る限り)

フィレンツェでもおんなじ感じのに会ったの、また書きます。思うこともあるので。
ミラノでの無駄な出費、計30ユーロ也(4000円くらい)

ついでに、チケットは売り切れでした。

イタリア~ミラノ 最後の晩餐見れませんでした、入場制限あるなんて聞いてねーし

はい、2~3回行ってみたけど見れませんでした。
ついてに英語だと”The Last Supper”
結論からいうと、ミラノに来る人はちゃんと事前に予約しておいたほうがいいです。

「私ー別に興味ないしー」
とか言わないで。
他にそんなすごいものがあるわけではないミラノでは是非見ておくべきだ。
きっと後悔する、俺みたいにな。

なぜ見られなかったかというと、入場は1グループを30人として15分置きに順番に入場できるようになっているからだ。
予約がすべて埋まっていれば、当然の如く

「ノーチケット」

と言われておしまいです。

予約について
ネットで調べればいくらでも出てくるけど、とりあえず参考に。
http://www.amoitalia.com/milano/cenacolo.html

但し、1週間先くらいからしか予約できない。
まして、混雑している時期で予約がいっぱいであれば、さらに先になる可能性もあり。
当然、土日は混んでるし、キリスト教の祭日なんかも混んでる。
洗礼の期間みたいなのが、あってその時期も混んだりするようだ。
できるだけ早く気づいて予約してほしいものだが、気づくのか…

実際、俺はミラノに着いてから、

俺「最後の晩餐の原画あるんだー、そういやのだめでやってた気がする…」

の有様だったし。

事前予約とってなかったよ…

まだ…終わらんよ…

ネットで色々調べた限りでは、当日行って見れたケースもある。
朝行って、予約したら午後過ぎくらいの予約がとれたとか。
また、キャンセルが発生する可能性もある。キャンセル待ちも一つの手だ。

まぁ、僕はだめだったんですけどね…

慢心ダメ、絶対

2015年11月22日 イタリア~ナポリ ホステルについてコメント

11月に旅をスタート。
タイ(バンコク)→イタリア~ミラノ→フィレンツェ→ローマ→ナポリ

ぶっちゃけ、イタリアに飽きてきている。
それもそうで、教会と博物館ばかり見ているからな。

「ラ コントロラ ホステル」に滞在中。(La constrola Hostel)
なかなかいいファシリティ。

いいとこ

  • 朝食有り
  • トイレ、シャワールーム複数有り※混雑して使えないってことはない。
  • バー有り
  • チェックイン時にマップを配ってくれて、観光地やレストランを教えてくれる
  • 市街地にある。※近所の治安はそこまで悪く無い。
  • ルームキーがカードタイプ

わるいとこ

  • Wifiは共有エリアでしか使えず。※これは宿泊者同士の交流のためかも?実際、他にもWifiはあるっぽいが、共有エリアでしか使えないWifiを開示している。
  • 市街地にある。※市内は中央駅は結構遠い。歩けなくはないが、キャリーケースとか持ってるなら電車を使うべき。ナポリの町中はめちゃくちゃ歩きづらい。

宿泊者同士が仲良く、にぎやかなホステルだけど、それが煩わしくあると厳しいかも。
部屋でWifi使えないしね…

ミラノ ドゥオモ広場にて~物売り黒人には気をつけろ。ミサンガのことだ!

ミラノドゥオモ広場

美しいドゥオモの前、溢れる活気、餌を食う鳩、そして商売をする黒人。
どこの人かはわからん。
ナイジェリアとかのアフリカかもしれんし、とりあえず黒人。

イタリアはラテン系民族の国家だというが、北側に位置するミラノではゲルマン系の人が多いせいか、より移民っぽい黒人が目立つ。
ミサンガ、自撮り棒(セルフィー)、USBケーブル、空に飛ばすプロペラみたいなおもちゃ、床に叩きつけてすぐ戻るスライムのおもちゃなどを売っている。

きっと生活がかかっているのだ、おそらく移民で仕事も見つからず、こんなものを売って生計をたてるしかないのだ。
だから、せっかくの美しい景観が台無しでも、ゆっくりドゥオモを眺めていると話しかけてきて、ゆっくりできなくても、許そう。仕方ないのだ。

しかし、詐欺商法で強引に販売してくるのは問題だ。

以下、実体験~
ドゥオモ広場にてスマホを確認していると、ミサンガ売りの黒人が話しかけてくる。
”チャオ”とひとこと言って無視するつもりが、

物売り黒人「ウェアーアーユーフロム」

物売り黒人「オー、アイノウトーキョー、オーサカー」

と、日本トークを繰り出してくる。
少し話していると、ミサンガを勝手に腕にかけて、

物売り黒人「アイギブユー、プレゼント」

と強引に腕に巻き付けてくる。
断っても、時既に遅し。
手早く、手首に結びつけ、余った部分を爪切りで切って完成。
早業…そして、

物売り黒人「チップ、チップ」

仕方ない、1、2ユーロやるかと、コインを出そうとすると、

物売り黒人「ノー、テンユーロ。アイハブチェンジ」

そこで気づいた、そうやられたのである。
ミサンガはしっかり固結びされており、とても取れない。
そしてやつはお釣りまで完備。謀られたか!!

「てめぇ、プレゼントって言っただろうが!!」

と言う前には考えていた。相手は屈強な黒人だ。
こっちは一人、向こうは周りいる他の物売り黒人も仲間につけれるだろう。
そして手早く、結び付けられた敗北感…

こうして10ユーロ(1300円くらい)の高級ミサンガをゲットした。
おのれ…せめて有意義に使えよあのやろう。確か水色のダウンジャケットきた黒人だ。

怒りのあまり、このあとすぐライターで焼き切ろうとしたが、無理でした。
熱いし。

あれから3週間立つ、今でもこいつは右腕に巻き付いてやがる。

もうだれもひっかからないことを願う。

誰も、この道を通ららないでくれ